Gensai Okubo

大久保玄才(そめのざ玄才)

大久保玄才先生は世界各国で活躍する染織家・デザイナーであり、日本を代表する着物作家です。
ニューヨーク・ロンドンで日本人初となる着物ショー「玄才とシルクの世界」を開催。ロシア国立民族学博物館での作品展やサンクトベルク国立演劇アカデミー劇場でのきものショー開催など、日本のみならず海外でも高い評価を得ています。
外務省の要請により多くの国々の美術館などにて、玄才永遠のテーマ「天地自然」作品展を開催。国際文化交流として各国で大成功を収めました。
今日では「玄才友禅」として独自の世界を確立し、日本だけでなく世界各地で活躍し、近年ではロシアとの文化交流に力を注いています。
「玄才友禅」の着物の世界は、司会・芳村真理さんや歌手・坂本冬美さんの衣装など、数多くの女優・文化人が愛してやまない日本を代表する着物となっています。
 

 

1976年
ロサンゼルス・ピパリーウィルシャーホテルで個展開催

1977年
ニューヨーク・ジャパン・ソサエティにてロックフエラー財団主催にて着物ショー開催。
元ヴォーグ誌編集長のエリノア・ランバード女史に「日本のディオールの世界」と紹介される。

1978年
東京・アメリカ大使館主催「そめのざ玄才とその世界」開催。

1979年
パリ間際会議場にて「きものとドレスショー」開催。

1981年
日本の文化・芸術を広く紹介することを目的に「江戸美術展」(英国王室美術院主催、外務省・文化庁後援にて「玄才とシルクの世界」を開催。

1985年
NHKとフランス国営放送の共同企画「ルーブル美術館」制作にてニナ・リッチと共に衣装制作に携わる。

1988年
中京テレビ「玄才・時代を染める~徳川美術館悠久のモードを訪ねて~」の制作に携わる。

1988年
日本橋三越本店にて「徳川美術館と玄才の世界」を発表。

1989年
日本テレビ「友禅作家玄才時代を染める」製作、放映。

1991年
NHK「紅白歌合戦」司会者、浅野ゆう子の振袖衣装担当。

1993年
JR両日本提供、近畿通商産業局、京都府、イタリア大使館後援のファッションショー「Fashion Cantata」の衣装製作。

1993年
染色活動20年展「天地自然」を京都文化博物館にて開催。

1996年
ロシア国立トレチャコフ美術館にて作品展を開催。
国立トレチャコフ美術館・日本ロシア協会主催、ロシア連邦文化省・国立プーキシン美術館共催、日本外務省後援。

1997年
在日ロシア連邦大使館にて作品展開催。

1998年
京都造形芸術大学客員教授に就任。

2000年
日本代替・相補・伝統医療連合会議 京滋支部発起人として設立に関与。

2005年
次世代型統合医療研究会発起人として設立に関与。

2009年10月
国立ロシア民族学博物館にて作品展、サンクトペテルブルク国立演劇アカデミーにてきものショー開催。
(日本・ロシア協会主催、協力開体:在日ロシア連邦大使館、ロシア連邦外務省協力庁、サンクトペテルブルク国際協力協会、サンクトペテルブルク露日友好協会、サンクトペテルブルク国立演劇アカデミー、国立ロシア民族学博物館)

2009年12月
在日ロシア連邦大使館にて作品展開催。

2012年5月
『APECアジア太平洋経済協力サミット開催記念日ロ極東フォーラム』関連イベントとしてロシア・ウラジオストク市にて作品展を開催。

2014年9月
ロシアモスクワにて『日本・ロシアフォーラム2014』国際文化交流作品展を開催。

2014年11月
京都嵐「時雨殿」にてモスクワ帰朝報告会および、作品展を開催。

2016年6月
東京都文京区「旧細川侯爵邸」(元内閣総理大臣細川護照の組父により建設)に於いて作品展を開催。

2016年10月
株式会社川島織物セルコンコンペンションホールにて商品企画展を開催。

2018年6月
ファッションカンタータ開催委員会・京都商工会議所主催、京都府・京都市共催、近畿経済産業局後援、JR西日本提供のファッションショー「Fashion Cantata」の衣装製作。

玄才友禅の世界

なぜ玄才きものはここまで人々を魅了するのでしょうか。
まず一つそれは玄才氏独特の色使い。
「こんな組み合わせもあったのか。」とアッと驚く色の組み合わせをいつも披露してくださいます。
柄の題材は自然であったり、動物であったり、歴史であったり、建造物であったり、あらゆるものが題材となっているのですが、それらを切り取って「そめのざ玄才」という魔法をかけて描いているのです。
「玄才カラー」と評されるフィルターに題材をかけて着物の図柄に表現する「玄才友禅」は、世界中の人を魅了して止みません。

フクロウの着物
『宝船』(ロシア出展作品)
『花雨』(海外出店作品)

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